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今日もご訪問ありがとうございます。


1週間後の3/25に、プロ野球セ･リーグが開幕するそうです。
もともとパ･リーグも一緒に開幕する予定でしたが、パ･リーグは東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である仙台が被災して試合が開催できないため、開幕は延期（4/12開幕予定）になっています。
（千葉ロッテマリーンズの千葉もダメージあり）

それなのに直接被災した球団がないセ･リーグでは、
「延期する理由がない」
との理由で、予定通り開幕を強行するとのこと･･･


ふざけるんじゃない！

プロ野球ファン、そしてジャイアンツファンでもある僕は、本当に怒っています！


「野球をすることで被災者に勇気と元気を与える」

という言い分もあるようですが、今、本当に野球をする時期なんでしょうか？
被災者がそれを望んでいるのでしょうか？
1万6千人以上の犠牲者・行方不明者を出している、戦後最大の大災害で、未だに数十万人の人たちが避難所生活を余儀なくされています。
今はまだ命の救済の段階です。
もっとやるべきことがあるはずです！


プロ野球選手やコーチ、チーム関係者の中には、被災地出身の人たちもたくさんいるはずです。
地元に帰ってボランティアでも何でもしたいと考えている選手もいるそうです。
この状況で開幕しても、彼らは本当に集中して野球に取り組むことが出来るんでしょうか？
それ以外の選手達も、オープン戦も十分に出来なくなっている今、体調やパフォーマンス的にもまだまだ調整不足です。
そんな状態でプレーしても、怪我をするかもしれません。
ファンを喜ばせるパフォーマンスも出来ないかもしれません。
それは、選手にとってもファンにとっても、決してプラスではありません。

また、プロ野球の試合を開催すると、大量の電力を消費します。
ある報道では、プロ野球の試合を開催すると、球場および諸施設の1日電力消費量は、横浜スタジアムで一般家庭の2000世帯分(1日)、東京ドームに至っては5000〜6000世帯分にもなるそうです。
電力不足で計画停電を余儀なくされ、日常生活や経済活動にも大きく支障が出ているというのに、たった1試合でこんなに電力を消費して本当にいいですか！！！

今は、他にやれることがあるはずです。
各球団や選手や募金活動や献血推進活動をするとか、チャリティーオークションやサイン会をするとか、（実践不足の解消も兼ねて）チャリティー練習試合をするとか（影響の少ない地域でデーゲームで）･･･
色々アイディアはあるでしょう。


今回の開幕強行には、読売ジャイアンツのドン、ナベツネさん（渡辺恒夫球団会長）の意向が大きいとの報道もあります。
ナベツネさんが、
「戦後すぐにも‘選手達の声で’プロ野球だ再開した」
と言ったそうですが、プロ野球選手会はセ･リーグ開幕には反対しています！

また、某球団（なんども言いたくないけど）代表は、
「経済活動を停止したら日本社会が沈没する」
とか言ったそうですが、シーズン全体を中止するのではなく、開幕を遅らせようと言っているだけで、選手会も試合数も減らせとは言っていないんです！

この両者の主張も一理あるとは思います。
でも、まだ、その状況ではないと思います。

こうなったら、2004年の近鉄問題の時のように、選手会がストライキをした方がいいのかもしれません。
もしストをするなら、僕は賛成します！


全ての球団や選手・関係者達が、心を一つに、想いを一つにして行動することが、本当の意味で被災者の方々へ勇気や元気を与えることになると思うのですが･･･


みなさん、どう思われますか？



今日の一句
　プレーより　想いで魅せろ　プロ魂